1愛か恋か【Love】エドとロイ
愛だの恋だの、どこが違うのか、オレが教えてほしいくらいだね。
そう吐き捨てるようにつぶやいて、ソファにどさっと腰を下ろしたのは、肩まで届く金髪を一本にみつあみにしたエドワードだった。
それを少々とがめるように窓際にあるデスクから目を眇めて見せたのは、有能なんだか無能なんだかわからない噂が立ちまくりのロイ・マスタング。

「恋は駆け引き下心。愛はハートからわきあがる自然なもの、かな」

片ひじをデスクについて、頬杖をつきながら書類をめくるのを再開して、ロイもまたつぶやくように言った。
エドは答えが返ってきた、というより聞こえてたのか、と感心したように目を瞠ってロイを一瞬振り返る。 が、すぐに訝しそうな顔になって、ケッとばかりに顔を背けた。

「まあ、どちらにしても君には『愛情』という 言葉の方がまだわかりやすいだろう」

ロイがちらりとこちらを見て、口元だけで笑う。嫌な笑いだ。エドはそれだけでバカ にされていることを感じ取ると、うつむいて怒りゲージをその身に溜め込んだ。すぐに怒りの声をあげなかったのは、ロイの言葉が まだ続きそうだと感じたからか。
案の定、ロイは書類をぱらぱらと捲りながら、言葉を綴る。

「肉親の『愛情』、幼馴染 の『愛情』。君にはたくさんの思い出と共にその『愛情』が身に振り注いでいたことを知っているだろう」

その声にもうバカに したような響きは感じ取れなくて、エドは思わず顔をあげた。そこには、先ほどの嫌な笑いとはまったく違う、やさしげな笑みがエドに 向けられていた。
一瞬だけその笑顔に息を飲む。

「…あんたのも、『愛情』?」

エドが立ち上がって、デスクの前 に立つと机に両手を突いてロイの目を覗き込んだ。ロイは手にした書類を置いて、エドを見上げる。

「…『恋愛』かな」
「恥ずかしいやつ」

ロイの目を見つめたまま、エドが近づく。お互い、目は閉じないまま、その唇を合わせた。


頭を使わないで書いてます。リハビリにもなりゃしねぇ…
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